バス事故の"元凶"小泉氏に激怒

小泉政治の「負の遺産」が再び大惨事を招いた。乗員乗客46人とその親族のGWを暗転させた関越道の格安ツアーバス激突事故。7人の命を奪った悪夢は、本をただせば小泉の無軌道な規制緩和路線にたどり着く。 今回の事故は格安ツアーバスの過当競争が遠因である。旅行会社のムチャなダンピングを断れず、安全面をおろそかにする貸し切りバス業者を放置してきたツケだ。 安全度外視の競争激化は規制緩和が生んだ弊害である。特にこの流れを決定づけたのが、小泉政権下の02年の道路運送法の改定だった。 ツアーバス事業を旅行会社に全面解禁。路線バスと違って、料金や運行区間も自由に設定できるようになった。

規制緩和」ということは、一般的には良いことが多いと思われがちである。
しかし、実際には良いことよりも悪いことが多いと指摘されている。
規制緩和の良し悪しは、件数的な割合だけでなく、質の良し悪しの問題が大きい。
野党の反対を押し切り、多数派の与党が強行採決して実行してきた責任を自民党に対して負わせるべきである。
原発問題も同様である。

小泉純一郎とは何者だったのか (講談社文庫)

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