津波最大34m 巨大地震で新想定

東海・東南海・南海地震が起きる南海トラフ(浅い海溝)の巨大地震について内閣府の検討会は31日、3つの地震が連動する最大級の津波と震度の新たな想定を公表した。津波を起こす地震の規模はマグニチュード(M)9・1となり、津波高は高知県で最大34メートルと推定。震度7の強い揺れの範囲も約20倍に拡大するなど従来の想定を大幅に上回った。停止中の中部電力浜岡原発静岡県)の津波高は想定を超える21メートルと予想され、新たな安全対策を迫られる。 津波高は静岡県から紀伊半島、四国の太平洋岸で20メートル以上となり、高知県黒潮町で最大の34・4メートルに達する。

平野部においては、既存の施設等による避難場所の確保が困難となる地域もあると考えられる。

巨大地震災害へのカウントダウン~東海・東南海・南海地震に向けた防災戦略~

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