首相「津波の認識間違っていた」

菅直人首相は29日の参院予算委で、福島第一原発の事故について、「津波に対する認識が結果として大きく間違っていたということは、これはもう否定しようがないと思っている」と述べた。共産党大門実紀史氏の質問に答えた。 海江田万里経済産業相は、福島第一原発の設置許可時に想定していた津波が3.122メートルだったが、実際の津波は14メートル程度だったと説明。首相は「予測の基準が低すぎた。落ち着いた段階での原因究明では、しっかりとそのことも検証しなくてはならないと思っている」と語った。

過去に15メートル以上の潮位で大津波が到達した記録を「千年に一度の大津波を想定する必要はない。」などと無視した原発建設推進当時の政府や原発関係者全員に重大な過失責任がある。
今は野党であるが、当時の政権与党であった自民党の責任は重大だ。