宇宙で地上の100年分の線量被曝
強い放射線が飛び交う宇宙は人間にとって過酷な環境だ。国際宇宙ステーション(ISS)は飛行士が浴びる放射線を最小限に抑えるように管理されているが、約5カ月半滞在した古川聡さんの被曝(ひばく)量は、日本の地上生活のおよそ100年分に達したとみられる。 太陽や銀河などから飛んでくる強い宇宙放射線は、ISSの壁を簡単に突き抜けるため、飛行士は滞在中に1日約0・5〜1ミリシーベルトの放射線を浴びる。
被ばく量を大幅に軽減できる技術開発を国際協力で早期に実現してもらいたい。
- 作者: 伊藤英男
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2009/10/27
- メディア: 単行本
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