視聴率トップが最低記録を更新

テレビの危機を指摘するのに、もはや言葉は要らない。客観的なデータがそれを如実に示している。テレビの視聴率低下がいよいよ深刻である。10月3?9日の視聴率トップは、日本テレビ系『笑点』で18.1%。これは週間1位としては史上最低の数字だった。さらにその前週(9月26日?10月2日)には、かつてなら低視聴率に入る12%台の番組がトップ30以内に入るといった具合である。フジテレビ系列の産経新聞は、紙面でこう嘆いた。〈ついにその日がきた、という感じだ。

統計データにとらわれず、実際に視聴されたデータを収集すれば実態が明らかになる。
少なくとも、地デジ対応テレビにおいてはデータ放送を利用して現実的な視聴率を把握できるはずである。