「ヤフオクで偽物」苦情100件超

ネット検索サービス大手のヤフーの競売サイト「ヤフーオークションヤフオク)」で、同一人物が出品した商品の落札者から「偽物が届いた」との苦情が同社に多数寄せられている。件数は7月以降で百数十件。実際に偽ブランド品でもヤフオクでは原則として落札者に商品が届けば補償はない。こうしたネット取引のトラブルについて、消費者庁は18日に研究会を発足させ、対策を検討する。 ヤフーによると、問題になっているのは、人気メーカー製として出品されたゴルフクラブやボール。添付した写真にはカタログ写真が使われていた。「ボール2ダースをメーカーに調べてもらったら偽物だった」「クラブの重量、長さなどすべてが違う」などの苦情が多発。落札金額は多い人で数万円だ。ヤフーは今月6日、出品者を競売に参加できなくした。