書道ガールズ!!わたしたちの甲子園

日本一の紙の生産量を誇る小さな町、愛媛県四国中央市。不況のため町の商店街は閑散としていた。そんな中、四国中央高校の書道部にも危機が迫っていた。部長・里子の厳しさに退部希望者が続出、部員たちの気持ちもバラバラに。ある日、部室から聞こえてくる大音量の音楽に驚き部屋を覗いた里子の目に飛び込んできたのは、大きな半紙を睨むように見つめ、筆を振り上げ音楽に合わせて流れるように文字を書く臨時顧問・池澤の姿だった。最初は書道パフォーマンスに反対していた里子だったが、町のどこからでも見える紙工場の煙突を見たとき、忘れていた何かを思い出した。…大切な町を守りたい…。里子たちは“書道パフォーマンス甲子園”を開催し、町興しをしようと決心する。(作品資料より)