目に余るNTTグループの独占回帰への試み

目に余るNTTグループの独占回帰への試み

NTTのサービス形態が地域格差を拡大させたことを指摘したい。

未だに新規通信回線を実質的に独自開設できないという悪意も見える通信事業者認可制度も原因の一つである。

つまり、NTT回線を借りなければ実質的に通信できないという現状が国内通信事業の高品質低価格の通信サービス提供を阻害している原因である。

また、地域によってはISDNまでの回線提供しかできないという採算面も見逃せないところである。
これは地域格差拡大の重大な過失責任だと言えるものと考えられる。

形態は異なるが、テレビ放送の地上波デジタル放送化も同様の問題点がある。
デジタル放送化された電波が受信できない地域へのサービス提供手段は実質的に確保されていないのである。

このような現状は、特定の法人や組織と国が何らかの利害関係を維持していることを推測させるような可能性もある。

通信事業は地域格差がないことをサービス品質確保の前提条件にすべきであると考えるべきではないだろうか。